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ビジネス

中庭は非常に興味ある空間だ
基本的に外部空間の4面を部屋や壁で囲われた空間
ということは、天井が無いということ
床は土だろうが、木床だろうが関係ない
それらを満足した空間を総して 中庭 というのではないか
つまり天井が付けば直ちに部屋になってしまうギリギリの空間
外でもない、内でもない、
そのどちらでもない、 それがいい

左が居間食堂で、正面が居室、右側が、ナースステーション
床は木製で内部床と同じレベルでバリアーフリー
植栽は四季の表情豊かなモミジを植えた
軒の高さが低くで落ち着いた中庭になった
この機能訓練室の広さは利用者数により決められた。
つまり利用者40人×3.0㎡/人=120㎡
ではこれらからどのような木造架構が考えられるかだ
で問題になるのが柱の位置である。鉄骨構造等では柱の間隔を長く
する方法ができるが、これは柱が邪魔であるという考え
私の考えは、柱は構造的だけでなく空間の場としての重要な存在だ
今回は柱間隔を 2間(3,800m)を採用
2間×2間は畳 8畳の広さです(3,8m×3,8m=14,44㎡)
14,44㎡×9ユニット=129,96㎡>120㎡より9ユニット OK
つまり8畳の広さ9個分とその交点に柱が立ちますということ
それがこれだ
ナースステーションと言っていいのか、介護士ステーションなのか
今回はNS(ナースステーション)とした
良い意味での一望監視システムであるNSは12角形の半分の平面形をしている
ここの部分は基本的に円形に内接した多角形で
図形的には中心が発生するのでこの中心に柱を立てた
一方多角形の頂点にも柱を立て中心と頂点に梁を架けるとこうなる
こだわったのは頂点に立つ柱とガラス面を離した工法
こうすることでガラス面と柱がシンプルに見え良い意味での一望監視システムの建築ができた
入居者達の寝起きの拠点である居室
空間は基本的に床と壁と天井からできている
床は檜のフローリング貼り
壁は強化石膏ボード、ジョイント工法
天井は杉板

一般的には床や壁ほどあまり関心の無い天井だが
私が最もこだわった部分は天井

世界的に有名なフィンランドの建築家アルヴァ・アアルトの本の中にあった
「病室の設計で、患者はベットに横になっているので天井のデザインがいかに重要であるか」

だから天井には工業製品でなく、唯一無二の天然素材である杉板を選択した
ナースステーションと言っていいのか、介護士ステーションなのか
今回はNS(ナースステーション)とした
良い意味での一望監視システムであるNSは12角形の半分の平面形をしている
ここの部分は基本的に円形に内接した多角形で
図形的には中心が発生するのでこの中心に柱を立てた
一方多角形の頂点にも柱を立て中心と頂点に梁を架けるとこうなる
こだわったのは頂点に立つ柱とガラス面を離した工法
こうすることでガラス面と柱がシンプルに見え良い意味での一望監視システムの建築ができた
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